FREEplus(フリープラス)です。
石川県金沢市の小さな不動産屋です。
先日、30歳代の女性と話していた時、好きな歴史小説の話になりました。
「私はやっぱり三国志ですね。女性はみんな三国志好きですしね」
「そんなこと言う人、初めてです」
「そうじゃないですか?」
「だって戦の話ですよ?登場人物は多いし、話は長いし、いかついし」
「いかつい?誰が書いたのを読んだんですか」
「北方謙三です。ハードカバーで10巻以上ありましたよ」
「渋い!私は司馬遼太郎です」
北方謙三、渋いかな。
むしろハードボイルドだと思ってました。
逆に司馬遼太郎は「竜馬がゆく」くらいしか読んだことがなく、三国志を題材に書いていたことは知りませんでした。
「で、なんで三国志が女性に人気だって言いきれるんです?」
「三国志が原作の漫画があるんですけど」
「はい」
「どのキャラクターもカッコいいんですよ」
「2次元ですしね」
「推しのキャラクターが見つかったりすると」
「諸葛亮が好きとか、周瑜が好きとか?」
「盛り上がります」
たしかに登場人物に個性があるので、そんな楽しみ方もできそうです。
ただアニメや漫画ではマイルドに描かれているとしても、主題は戦いです。
キングダムのように男性に人気なら分かりますが、女性に人気と言い切る理由が浮かびません。
「結局、男性同士の友情物語として人気ってことですか?」
「それもありますが、恋愛要素も感じられたりして萌えるんです」
「あーなるほど」
「ベルばらみたいな感じです。ベルばらは男性同士じゃないですけどね」
そういえば彼女、漫画に造詣が深い人でした。
例えが「ベルサイユのばら」ってところが、渋い。
しかし好きな歴史小説の話が、いつの間にか推しの話に変わっていました。
話題があちこちに飛びながら会話が続くのも、仲良しの女子っぽくて嬉しい。
年齢、だいぶ違うんですけどね。
