FREEplus(フリープラス)です。
石川県金沢市の小さな不動産屋です。

この歳になってもなお、社交辞令が苦手です。
裏に隠された本心を読むことに、しばしば疲れてしまうせいです。

先日、友人と家で食事会をしました。
食事会と言っても、定期的にやっている気の張らない恒例行事です。

私の友人はちゃんとした人達なので、持ってこなくていいと言っても、大抵お土産を持ってきてくれます。
その日も1人は和菓子を、1人は果物を持参してくれました。
和菓子は食後にいただいたのですが、果物は残ってしまいました。
持ってきた当人は「私はいらないから」と、2人で分けるよう勧めてくれました。
もう1人の友人は「少しでいいよ」と言うので、”あまりたくさんはいらないのかな”と思い、1/3くらいを袋に入れて渡しました。

次の日、SNSでお礼をしたところ、すぐに2人から返信がありました。
「いつも準備ありがとう。またやろうね」
「お土産ありがとう。朝からおいしいブドウ食べれて幸せ!」

これを読んで、ハッとしました。

翌朝すぐに食べるくらい果物が好きなら、「少しでいいよ」は遠慮して言った可能性が高い。
もしそうなら、額面通りに受け取って”少しだけ”渡した自分が恥ずかしい。
「これでいいの?もっと持っていかない?」って聞けばよかった。
いやそれより、彼女に欲しいだけ選んでもらえばよかった。

後になって、こんなことをつらつら考えてしまう自分が情けない。
いつになったら、こういうことをスマートにできる大人になれるんでしょう。
年齢だけなら十分「大人」なんですけどね。