FREEplus(フリープラス)です。
石川県金沢市の小さな不動産屋です。

ここ最近、なにかと話す機会が増えた知人がいます。
先日お会いした時も、気さくに話しかけてくれました。

「毎日暑くて、なんかイライラしません?」
「ホントに毎日暑いですよね」
「なんか、旦那がソファーで寝てたりすると怒りが湧いてくるんですよ」
「笑。そんな時もありますよね」
「で、そのまま言っちゃうからケンカになるんです」
「ちゃんと相手に伝えるタイプなんですね」

ムッとしても、言葉を探してつい無音になってしまう私。
上手にケンカをする方法があるのなら、ぜひ参考にさせていただきたい。

「そんな良いもんじゃないんですけどね。単に我慢できないってだけで」
「バーって言っちゃう感じですか?」
「怒りが湧いてきたら、まず挙手をします。それから言いたいことを言います。全力で」

意外と冷静な始まり方。
挙手してる間に言いたいことを整理する時間も作れるし、賢い方法なのでは。

「あ、挙手は昔からの癖なんです。ついやっちゃう」
「挙手したら、旦那さんは「どうぞ」って言ってくれるんですか?」
「仕方なく。「どうぞ」がなくてもどうせ言いますからね」
「旦那さんカワイイ。笑」

挙手する妻と、どうぞと促す夫。
傍から見れば、ケンカの始まりを感じさせない微笑ましい光景です。

「でもなんだかんだ、こんな風に言えるのって旦那くらいなんです」
「あら、仲良し」
「旦那で憂さ晴らししてるだけですよ」
「いやいや、思ってることをきちんと言えるのって素敵ですよ。それって優しさでしょ」
「向こうはそう思ってないと思いますけどね。笑」

毎日暑くてうんざりします。
でもこんな微笑ましいケンカのきっかけになっていると思うと、ちょっとだけ楽しくなります。
これからもこの若いご夫婦が、仲良くケンカできる未来が続きますように。