FREEplus(フリープラス)です。
石川県金沢市の小さな不動産屋です。
以前、誰かが
「親友のいいところは、頻繁に会う必要がないところ」
と話していて、いたく納得したことがあります。
年に数度しか会わないけれど深い関係性の人もいれば、毎日会うだけのただの知人もいます。
関係の深さは、会う頻度では計れないものです。
数カ月に1度、家に来てくれる友人がいます。
忙しい人なので、時間が空くと「今日、空いてる?」と連絡をくれます。
私が「空いてる!」と返事すると、お土産を持って訪ねてくれます。
つい先日も突然連絡があり、家で会うことになりました。
半年ぶりに会う彼女は、少し疲れているように見えました。
体調悪いのかな、とそれとなく聞いてみると、夏頃に1週間ほど入院していたそう。
「みずくさい…言ってほしかったよ」
「まぁ、めまいだけだったし、そんな大げさなもんでもなかったから」
「いや、1週間も入院したのなら相当でしょ。今そんな簡単に入院させないらしいよ」
「1週間ずっと点滴受けて、ただただ安静にしてた」
「だいぶ疲れてたんだね、無理してた?」
「病院でずっと寝てるのに、まだいくらでも寝れるから、私って無理してたんだなって分かった」
おもたせのケーキを食べながら、下を向く彼女。
無理をしてしまう人に「あんまり無理しないで」などと安易に言えない。
言葉を選んで、黙ってしまう私。
その重い空気を払ってくれたのは、彼女でした。
「そう言えば、入院したのが最近できた病院で、病室が全部個室でさ」
「へー、その方がいいよね。いろいろ楽だし」
「でもイマドキすぎて、看護師さんがカードをピッてしてくれないと、他の階にも行けなくて」
「感染症対策かな。たしかにイマドキ」
「そのせいで、最初の3日はコーヒーも飲めなかったよ(笑)」
さすが。
大人とは、かくあるべき。
軽やかに空気を変えてくれたおかげで、さほど重くならずに話の続きを聞くことができました。
その後もいろんな話をしてから、忙しい彼女は帰っていきました。
「親友のいいところは、頻繁に会う必要がないところ」
ただそれに甘えて、連絡も頻繁でなかったことは否めません。
これからは「今連絡したら迷惑かな?」なんて躊躇せず、思いついた勢いで連絡してみよう。
食べかけのケーキを平らげながら、そう思ったのでした。
