FREEplus(フリープラス)です。
石川県金沢市の小さな不動産屋です。
先日、要望を伝えるのは難しい、と感じた出来事がありました。
友人とイタリア料理店に行った時の事です。
前菜、パスタ、と注文した後、スタッフの方に聞かれました。
「お飲み物はいかがしますか?」
運転しなければいけないので、2人ともお酒は飲めません。
食後にコーヒーでも良かったのですが、メニューにオレンジジュースがありました。
イタリアのオレンジと言えば、シチリア産が有名です。
もしかしたら、という期待もあり、普段は飲まないオレンジジュースを頼むことにしました。
友人が先に頼みます。
「グレープフルーツジュースをください」
「いつお持ちしますか?」
「食後で」
続いて私です。
「私はオレンジジュースを」
「いつお持ちしますか?」
友人が食後と言っていたので同じにしようと思い、友人を指さしながら
「一緒にお願いします」
と伝えました。
前菜が運ばれてきて、その彩りを楽しんでいたら、オレンジジュースが運ばれてきました。
あれ?食後って伝えなかったかな?
もう一度、注文を思い返してみました。
…あ、そうか。
「一緒に」って言ったから「食事と一緒に」と受け取ったのか。
「友人と一緒に」って言えば良かったな。
友人が小さな声でこっそり聞いてきました。
「ジュース、食後でなくてよかったの?」
「いや、食後に、ってちゃんと言わなかった私が悪い」
「ホントにいいの?」
「一緒にって言われたら、料理と一緒にって受け取るよね」
「日本語って難しいね」
「難しいね。笑」
食事を楽しんでから、少しぬるくなったジュースをいただきました。
美味しかったのですが、ほのかに期待していたブラッドオレンジではありませんでした。
いや、”イタリア料理店のオレンジジュース”ってだけで、勝手に期待した私が悪い。
日本語も、伝え方も、受け取り方も、色々難しい。