港町の「粋」を感じる家

金沢市金石西１丁目。
犀川河口近くの港町らしい地区に、この家はあります。

驚くのは、外観からは想像できない内部のポテンシャル。
静謐な玄関に入ると広がる、吹き抜けに圧倒されます。
「おくどさん」とでも呼びたい台所と、そのすぐ横にあるタイル貼りの小さなシンク（写真載せられなくて残念！）。
夏にはスイカやラムネを冷やして欲しい！と願ってしまうかわいさです。

和室中心の間取りですが、そのどれもに粋を感じます。
床の間、障子、欄間、天井…。
その意匠性は今の家が失ってしまった、あの時代ならではのものです。

このようにとても魅力的な家ですが、お伝えしておきたい点があります。
まず、準防火地域に指定されています。
外観リフォームなどの際、建材に一定の制約がありますのでご留意ください。

加えてこの家は、今ではめずらしい「長屋」という集合住宅で、隣の家と壁を共有しています。
港町として繁栄した金石だからこそ、の住居形態だと歴史も含めてご理解ください。

ここは住宅地として成熟した、落ち着いた地区です。
近年、観光地として人気が高い「金石・大野地区」の一角にあります。
「町屋好き」の人には、とにかく見ていただきたい。
心躍ること、お約束します。

ご連絡お待ちしています！