FREEplus(フリープラス)です。
石川県金沢市の小さな不動産屋です。
先日、プールの授業がなくなりつつあるというニュースを見ました。
昨今のコンプライアンス絡みかと思ったら、暑すぎて授業ができないからだそうです。
暑すぎてプールに入れないとは…。
私が学生だった頃は寒さに震えながらプールに入っていたこともあったのに、と思うと隔世の感があります。
その酷暑のせいなのか「フェーン現象」をニュースで聞かなくなりました。
「フェーン現象」とは湿った空気が吹き下りる際に高温で乾燥した風になり、気温が体温くらい(35度越え)まで上がる気象で、北陸の夏の風物詩でした。
以前なら35度越えはニュースでしたが、最近は40度越えの日もあるので話題にならなくなったのかもしれません。
そういえば昔読んだ小説に、金沢の「フェーン現象」が描かれていました。
東京から金沢の支社に転勤した知人を訪ねた主人公。
その夏の日はとても暑くて、避暑のつもりだった主人公は驚きます。
そんな主人公に知人はこう説明します。
「北陸特有のフェーン現象ってやつ。時々、とんでもなく暑い日があるんだ」
あまりの暑さに観光を断念した主人公は、家族に電話します。
「今日の金沢はフェーン現象で37度もあるんだって。電車から降りてホームに立った時、目の前が白くなっちゃった。私、こんな暑さは初めて」
それを聞いた母親は、
「大事をとって良かったわ。37度なんて、東京では滅多にないわね」
と身体の弱い主人公を心配します。
今では観光地として賑わっている金沢ですが、この小説が書かれた当時は「日本海側にある地方都市」に過ぎず、「知る人ぞ知る街」でした。
そのため台詞や描写に「金沢という地方都市」の説明がふんだんに盛り込まれていて、件の台詞もその1つでした。
今は少し知名度も上がったので、説明も多少は省けるかもしれませんが。
久しぶりにその小説を読んでみたくなりました。
文庫本がまだ500円前後で買えた時代に読んだ本です。
色々と、懐かしい。
