先日、友人とドライブに行った時のことです。

「会えばこうして何時間でも話すのに、話の内容をまったく覚えてない。もう自分の記憶力が怖い」
と友人にぼやいたところ、
「それ、記憶力だけが問題じゃないと思う」
と言われました。

友人曰く『覚えておく必要がないほど、話の内容が薄い』ことが原因とのこと。

「え、そんな風に思われてたのショック」
「じゃ、思い返してみて」
「たしかに、どうでもいい話しかしてない。笑」
「難しい話とかしないでしょ、ここで」
「でも友達の会話なんて、そんなもんじゃないの?」
「いや、難しい話をするご友人達はいるよ。多分どこかに」
「ここじゃなくてね。笑」

そんな会話をしながら、思いつくままに言い合える関係のありがたさを思いました。

いつからか「それは違う」「それはおかしい」など、否定する言葉を言わないようになりました。
要望も指示も、柔らかく聞こえるように言い換える癖がつきました。
フランクに話していても思いつくままに話しているのではない、と言えばいいのでしょうか。
今ではほとんど意識しなくなったとはいえ、やはり若干の息苦しさはあります。

でも親しい友人には、言葉を選ばずに話すことができます。
「それは違う」も「私はこうしたい」も、そのまま言えます。
たったそれだけのことが、どれだけ気持ちを楽にするか。
以前のブログでも書きましたが、ぬるい会話を延々とできる友人がいるのは当たり前ではないのです。

そんな気が置けない友人との会話は続きます。

「まだサイゼ飲みってしたことない」
「私、出張帰りに1人で飲んだことある」
「えーいいな、行きたい」
「じゃ、今度行こ」
「お昼でもいい?夜だといろいろ面倒だから」
「いいね、昼飲み。明るいうちのお酒っておいしいよね」
「あ、デキャンタでワイン頼むから、ビール禁止ね」

次回はサイゼリアで昼飲みすることになりました。
”記憶に残らないくらい、薄い会話” を楽しんでこようと思います。