FREEplus(フリープラス)です。
石川県金沢市の小さな不動産屋です。

週に1度、ミーティングをしています。
2人しかいない小さな会社ですが、各々が違う業務をしていてリモートワークで会わない日も多いので、曜日を決めて会うようにしています。

不動産屋らしく業務の進捗報告をするのですが、その週にあったことを披露する場でもあるため、個人的な話が長引いてしまうことも度々です。
先日はこんな話になりました。

「この前、指摘されて初めて知ったんだけど、俺、テレビ見て頷くらしい。うんうんって」
「そうかな?」
「そう言われてみたら、たしかに頷いてる。それ分かる!って時」
「でも頷くくらいならいいやん。私、相槌打ってる時あるよ」
「え、テレビに?それはないわ」

フォローしようとして披露した話でしたが、うっかり墓穴を掘ってしまったようです。

「そんなことある?とか、分かる!とか、言ってることある」
「思ったことがつい口に出る、みたいな感じか」
「でも1人の時だけね。誰かいたら言わないよ、怖いでしょ」
「1人でテレビに話しかけてるの、十分怖いけどな」
「ヘンな癖だっていうのは自覚してるから、ちゃんと」
「でも、独り言いう人の方がストレスに強いらしいよ」
「え、初めて聞いた」
「発散するからじゃない?」

ストレス耐性が強い方だとは思わないですけど、そんな見方があるんですね。

「発散してたのか、私」
「ま、ストレス溜めるくらいなら、テレビに相槌打つ方がいいよ。笑」
「今バカにされてるんですよね、私」
「とんでもない!自己防衛力が高いって褒めてる。笑」

こんな話をしながら、以前読んだコラムの一文を思い返していました。
「自分に起きた些細な出来事を、すぐに躊躇なくLINEやDMできる相手がいる人は幸せ」
その時、すぐに数人の顔が浮かんだ私は幸せなんだな、と感じたことを思い出します。

そう考えると、こんなどうでもいい話を延々とできる居場所があるのは幸せなのかもしれません。
たまに、不本意にいじられることがあったとしても。