先日、仕事先の女性からいつもより低い声で話しかけられました。
「✖✖日、ウチに来てました?」
「はい」
「傘さして帰りました?」
「そうですね、雨降ってましたよね」
「ビニール傘ですか?」
「いいえ、自分の傘です。ビニール傘じゃなくて」
「あ、そうなんですね!」
「なにかありました?」
「○○さんの傘が無くなってて。お気に入りのチャームがついてたそうなんです」
あら、疑われてしまっていたようです。
疑いが晴れたようで良かった。
「○○さんにそう伝えておきますね!」
いつもの明るい声で言われて、その日は帰りました。
後日伺ったら、○○さんが私を見つけて走ってきました。
「この前はごめんなさいねー」
「彼女、みんなに聞いてくれてたらしくて」
「いえ。傘見つかりました?」
「ううん。ま、傘はいいんだけど、チャームがね」
「でも、チャームがついてるのに取り違えますかね」
「白い取っ手に白いチャームがついてたから、気付かなかったのかも」
そう、かな。
気付くと思うけど。
「じゃ、チャームついてない傘で帰ったんですか?」
「傘なかったから、置き傘の折り畳み傘を借りていったんだけど」
「あ、そうなんですか」
「それが壊れてて。ちゃんと開かなくて大変だった。笑」
ん?
ビニール傘がなかった?
取り違えたのなら、その傘が残ってるはずです。
「誰かが、持っていったのでは?」
そう思ったのですが、言うのは止めました。
○○さんは(うすうす気付いていても)そう考えたくないのでしょう。
しれっと戻っているといいのですが。
お気に入りのチャーム、見せてもらいたいので。

