FREEplus(フリープラス)です。
石川県金沢市の小さな不動産屋です。

前回の続きで、マイホームの「資産性」と「居住性」について。

まず、資産価値の評価の主体は、マーケット・市場です。
自分がいくら資産価値が高いと思っていても、マーケット・市場で認めてもらえなければ同等の価値は生じません。
資産価値を決めるのは、自分ではなく「他者」です。

一方、居住価値の評価の主体は、住み手(オーナー)です。
他者がどう評価しようと、希望条件に合った住み心地が得られて、居心地が良いと思えばそれで良いのです。
居住価値を決めるのは、他者ではなく「自分(たち)」です。

評価の主体が異なるので、どちらをより重視するかによって、
購入・売却の判断基準・時期が異なります。
資産性を重視するのなら、
「マーケット・市場動向から、資産運用意欲が高まったとき」
になるでしょうし、
居住性を重視するのなら、
「ライフサイクルの節目などにより、住み替え意欲が高まったとき」
となるでしょうか。

次回は、それぞれの場合について具体例をあげてみます。

次回に続く