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人はなぜ、傘を置き忘れてしまうのか?
特に、この梅雨時の命題ですよね。

都市圏では基本的には「電車&徒歩」での移動なので、電車の乗降時や、飲んで帰る時に忘れがちです。
私も大阪に住んでいたことがあり、飲んで帰ることも多かったのですが、実はほとんど傘を忘れたことはありません。
当然ながら、私の記憶力が人より優れているわけでも、人よりしっかりしているわけでもありません。
ただこれまでの人生の中で編み出した、私なりの対策があるんです。
・少し高価な傘を使う → 失くしたくないので頭の片隅で覚えている(気がする)
・雨が小降りの時はあえて折り畳み傘を使う → すぐに鞄にしまうので置き忘れない

ヒューマンエラーを研究している産業心理学者の芳賀繫さんによると、傘を忘れてしまう理由が2つあるそうです。
①(傘は)安いから
 →安価な傘を使う人が多く“なくなったら諦める”くらいの感覚だから
②身に着けていないから
 →濡れた傘は体から離れたところ(傘立てなど)に置かれがちだから

その上で、芳賀さんによると『傘を忘れずにすむ対策』が4つあるそうです。
対策その1:体から離さない
対策その2:高い傘を買う
対策その3:時間的余裕を作る
対策その4:目のつくところに付箋を貼る

上記を補足していきます。
「対策その1と2」は前述通りなので割愛しますが、
「対策その3:時間的余裕を作る」は、
そもそも『駅に着いたら傘を持って降りる』などという、予定した行動を自発的に思い出すのは難しいものですが、降りる直前までスマホで動画を見たりしていると、思い出すことがさらに困難になります。
少し手前で支度をすることで、『駅に着いたら傘を持って降りる』という“予定した行動”を思い出す余裕が出てくる、とのことです。

「対策その4:目のつくところに付箋を貼る」ですが、傘に付箋を貼るのは現実的ではありません。
ですが外出先であれば、他の人の記憶を利用するという”ずるい”やり方で代用できます。
まず、一緒にいる人に「傘忘れっぽいから言ってね」と、その“記憶”を共有します。
「忘れないように後で言ってね」と言うことで、相手が思い出してくれればカバーできますし、人に伝えることで自分も忘れにくくなります。

これらは傘だけでなく、すべての持ち物にも役立つシンプルな対策です。
忘れ物が多いと自覚している方は、ぜひお試しください。