FREEplus(フリープラス)です。
石川県金沢市の小さな不動産屋です。

ホンダの米国法人は、小型バイク 「モトコンパクト」を今年11月から発売することを発表しました。

最大の特徴は「折りたたんで小型化できる」という点。
ハンドルとシート、フットレスト(足を乗せる場所)や車輪を長方形のボディの中に格納することでキャリーケースのような形状に変形し、上部の取っ手を使用して持ち運ぶことが可能になります。

新型モトコンパクトの車体の大きさは、走行可能状態(展開時)で全長96.7cm×全幅43.6cm×全高88.9cm、展開時の座面の高さは62.2cm、ホイールベースは74.1cm。
ホンダの軽量化技術により、車両重量を18.7kgに抑えました。
折りたたんだ状態(収納時)が全長74.1cm×全幅9.4cm×全高53.5cmですので、保管場所を選ばず、車のトランクにも収納可能です。

新型モトコンパクトは電動モーターとバッテリーによって駆動します。
駆動方式はバイクとしては珍しい前輪駆動を採用し、最高時速は15マイル(約24km)。
バッテリー満充電時の最大航続距離は12マイル(約19km)で、バッテリーの電気が無くなっても3.5時間で充電が完了するといいます。
キャンプ時のちょっとした買い物や観光地でのパーク&ライドなど、ワンマイル・モビリティとしての利用が想定されます。

米国での車両本体価格は995ドル(約14万7000円)で、新型iPhoneとほぼ同価格帯です。
米国ホンダのバイク取扱店と四輪車ディーラーおよびアキュラディーラーにて取り扱われるということです。

ホンダがまだ本田技研工業だった頃、「モトコンポ」という折りたたみ可能な原動機付自転車を販売しており、いまだに根強いファンが存在します。
バイクでありながら折りたたんで持ち運べるという斬新なポータビリティを備える点に加えて、よく似た車名を採用していることからも、日本では実質的な「モトコンポ」の後継モデルと受け止められています。

日本での発売は未定ですが、変形するギミックやシンプルデザインが好きな人達の所有欲をくすぐりそうです。
ただ、ナンバープレートはどこに付けるんでしょうね?