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石川県金沢市の小さな不動産屋です。

「家」についての興味深いアンケート結果をみつけました。
北欧スウェーデン発祥の世界最大の家具メーカーIKEAでは、2014年から毎年「家での暮らし」に関する調査をしており、2022年度の世界37カ国37,000人以上を対象に行われた調査結果を発表しました。
なお、2022年度は初めて定性調査の対象国に日本も選ばれています。

調査では、世界の61%が家計に不安を感じており、日本でも65%が国内経済、59%が家計に不安を感じていると回答しました。
懐が寒くなることで、世界の43%、日本では33%が旅行や外食といった家の外での趣味が影響を受けると予想しています。
これは生活費高騰の影響で、節約をするために家で過ごす時間が増える可能性を示唆しています。

「家に自分らしさが反映されている」と感じている日本人は37%で、世界の58%と比べて低く、特徴的な結果と言えます。
さらに、家が自分らしさを表現するために何が重要かという設問に対し、
世界では「過去の思い出や体験を思い出させてくれるもの」が32%で上位でしたが、
日本では「ニーズや興味のあることのためのスペース」が34%で最多となりました。 
これらの結果から、日本では子どもたちのスペースを優先させ、親が自分たちの趣味を楽しむ場所を犠牲にしているなど、共有する限られたスペースの中で模索しながら過ごす人が多いことが伺えます。

また理想の家に重要なことを質問したところ、日本の66%が「くつろげる、リラックスできる」ことと回答しました(世界平均は54%)。
くつろげる理想の家で暮らすためには、収納の問題を解決し、家事の負担を家族で分け合うことがカギとなりそうだ、とまとめられています。

引用元:イケア・ジャパン株式会社

皆さんにとって、「くつろげる、リラックスできる家」とはなんですか?
あらためて「家」について考えてみる機会になるかもしれませんね。